フォンテーヌブローとバルビゾン

a0054625_62130100.jpg
お久しぶりです。

最近ようやっとパリ生活が安定してきたように思うので、
経済的にも心身的にも余裕が出てきて、小旅行まで行けるようになってきました。

がしかし、やはりお金が無い!
現在の所持金たったの3€!
でもそれでもどこかへ行きたい!
だって2連休なんだもん。

で、思い立ったのが、前にメトロの広告で見たような気がした
「Château Fontainebleau」
確か世界遺産、フォンテーヌブローの森です。
どうやら途中に、絵画の”バルビゾン派”で有名なBarbizon村もあるそう。
日本と同じように、苔の石畳と生い茂った木々の広告を見ては「鎌倉へ」、
海を見ては「逗子へ」、神社を見ては「戸隠へ」、立山を見ては「富山へ」と
JRの策略ににまんまとハマっていた私ですが、ここフランスでもそれは同じ。

でも電車で40分、けっこう高いんだよな、3€じゃとても無理。
ヒッチハイクする距離でもないし。
お、自転車?いんじゃない?と、さっそくgooglemap で調べる。
うーん、ざっと見積もった感じ、距離にして50,60キロはある。
60キロ自転車走行の経験は何度かあるけど、
同日の往復の経験はナシ。初の試みです。
「疲れたから帰りは電車に自転車乗せて帰ろう」
なんて保険は効かないのです。
やったら暑かったり、アップダウンが激しかったり、
タイヤがパンクしない事だけを祈って、朝9時出発。

願いかなって、気候は万全。快晴だけど風が冷たくって汗ダクにはならず。
アップダウンも3、4度ほどで、改めてフランスって平地なんだなあと再確認。
パリ市内を出てからしばらくは、クソつまんない郊外の寂れた町の風景が、
しばらく走るとおやまあ見渡す限りの麦畑。
走行して3時間くらいしたあたりから、
第一にお尻が痛くなってくる、上り坂が切り替え最小にしても辛くなってくる、
の症状が出はじめ、それが最後まで続きました。

そして極めつけは、まあ私がちゃんとした地図を持ってないのが悪いのですが、
(通り名のメモのみ)
オルリー空港を抜けたまではコース把握は万全だったのに、
「N7」とゆう通りからそのまま「D607」とゆう通りになかなか変わってくれない。
この2つの通りが『フォンテーヌブロー通り』といって、
パリからporte d'Italieを抜けて直通で行けちゃう道路の筈なのに。

気づいたら、どうゆうわけか高速道路を走ってました。
最低速度「130」の標識にびっくり!
どうりでやたらびゅんびゅんトラックが通るわけだ。
手に汗握るとはまさにこの感じ。
しかし高速道路なので、抜け道がどこにもない。
いろんな車からクラクションを浴びながら、ようやく脱出できそうな迂回路を発見。

このように、気づいたら高速道路を走ってた、とゆう状況を
帰宅までに計3回もやってしまった。
ようやく、あの橋ゲタみたいな標識がもしかして、高速道路って意味なのか?
と理解する。外国人にはわかりにくいことこの上なし。
だってN7の表記もD607の表記も途中でなくなるんだもん。

ガソリンスタンドのコンビニみたいなところで道を尋ねた時は、
店員が黒人青年だったんだけど、
売り場の地図を持ってきて「私たちは今この地図で言うと何処にいるんですか?」
と聞いても「わかんねー、オレ地図読めないし…。」と。
ああそうか、この国でもアラブやアジアのように
地図が認識できない人がいるんだな、と無理強いするのを止めることにしました。
ただ「高速道路は自転車禁止だよ」とだけ忠告されました。
そんなこと、わかってるから尋ねてんじゃん!

肝心のフォンテーヌブローは、とにかく敷地が広くて途方に暮れました。
ようやっと着いたのに、地図で見る限りこの森の終点まで行ったら
確実に戻ってこられないな、って思えるくらいの広さです。
日本で言うと、軽井沢が延々続くような感じです。

旅行案内所へ行っていちおう地図をもらう。
お兄さんに「ずいぶん日焼けしてるけど、どうしたの?」と聞かれたので
「パリから自転車で来ました、何度も道に迷いながら。」と答えたけど、
そう珍しい感じではなさそうだったので、よくいるんだろうな、と思いました。
「どのルート通って?時間どのくらい?」とかは聞かれたけど。

さて広告のフォンテーヌブローの城ですが、
私の家の近所のリュクサンブール公園や、トゥイルリ庭園とそう大差なし。
町を徘徊しても、活気は一応あるものの、うーん、といった感じ。
それでも1時間弱は時間を潰しました。
来る途中で、最近ハマってる手作りベーグルと、水出し紅茶を
すでに平らげてしまってるのに、さらにお腹が空いている。
やっぱこうゆう時はバナナだよなーと思うが、どこにも売っておらず。
それのために3€費やそうと思ったのに。

バルビゾンにも寄りたいので、早々に退却。
帰り道、旅行案内所の地図に記されていた「FD」という道がおもしろそうで、
なおかつバルビゾンまで直通だったので、選んでみる。
そこは素晴らしいサイクリングロードでした。
犬連れでキャンプしてる人なんかもちらほら。
次はキャンプしに来るぞーと心に誓う。

バルビゾンも、かわいらしい村だったけどとくに足を止める事もなく、
とにかく疲労が勝ってきたので、早々に退去。
久々に”膝が笑う”という状況までになってきた。
上り坂はすぐに諦めて歩く。
お尻も痛いので、むしろ歩いた方がラクに感じる。

帰る途中、よくパリの町中で黒人のおばさんが『LiDL』という名の
やたら目立つ袋を持っていた、その同じサインの店を発見。
郊外型のスーパーだったんだ!と思い、入ってみる。
http://www.lidl.fr/cps/rde/xchg/lidl_fr/hs.xsl/index.htm
パリ市内じゃないからだろうか?
恐ろしく安い。
今までお気に入りだった「Ed」や「Dia」が高く思えるほど。
1€以下でカマンベールチーズが買えるとは、思ってもみなかった!

そんなこんなで、行き5時間、帰りも5時間かけて長旅は終了。
お風呂に入ると髪はホコリだらけ、シャンプーが泡立たず。
顔は日焼けで爛れ、水シャワー。
[PR]
by uncoblicco | 2011-05-26 06:19 | パリの日々


世界中の自然の音や日常の音を録音して廻り、チェロの音と合わせた作品を作ってたのは過去の話。うんこ記録も終了。現在アフリカ目指してパリ在住。


by uncoblicco

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

パリの日々
音について
本日のうんこ
EU旅行
2005
2006
2007

ライフログ


Bitches Brew


津軽


日々ごはん〈1〉


テルミン演奏のすべて ~クララ・ロックモア&リディア・カヴィナ~


タッチ Original Song 1


麦ふみクーツェ


ベンゴ


既にそこにあるもの

フォロー中のブログ

映画ストラット
ツレツレクサ。 in L...
日記

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

海外生活
旅行家・冒険家

画像一覧