通院

パリはこのところ晴天が続き、
少しでも天気が良くなるとすぐ半袖短パンになりたがる、
暑がりな外人と同じくらい、
私も率先してTシャツで出かけるような毎日です。

晴れやかな気分とは裏腹に、
私は今、重大な「負」を抱えております。
1週間ほど前から突如、うんこした後激痛が走る。
疑いも無いいわゆる”痔”の症状があるのです。
うん娘とも異名を持つこの私が!
調べたところによると、痔には3種類あり、
いちばん重度とされる「痔よう」の場合、手術が必要だと。

私は真っ先にその痔ようを疑いました。
なぜならその他のイボ痔も切れ痔も当てはまらず、
さらには痔ようの特色である「化膿」の症状があったからです。
うんこを拭いた後、次に血が付き、
最後には膿の汁のようなものまで付く、という3段階なのです。
しかもその膿の汁は、排泄後時間が経過した後に
まるで生理のように「あ!今なんか出た!」みたいな感じなので、
本気で生理用ナプキンを購入しなくては、と思っていたところです。
洗濯の頻度も急激に多くなり、やたらパンツばっかり洗っています。

と、この症状だけでもかなり不安になるのに、
忘れちゃいけないのが、ここはフランス。
痔ってなんて言うの?からはじまり、
病院行くにも、言葉の問題もしかり、
ちゃんとした医療が果たして受けられるのだろうか?などなど。

本気でこの痔のために日本に帰ろうかとも思いましたが、
スッカリ忘れていたのがこの国の利点。医療費が無料とゆうこと。
元来チャレンジ精神旺盛のこの私は、こんな状況下でも
「どうせなら堪能してみよう!フランス医療の現実」
をモットーに、自ら実験台になることを決意。

偶然にも、以前家に送られてきた国民保険の会社からの
”無料健康診断”の案内があったので、それも参加。
そういや日本でも健康診断はおろか、
病院へ行った経験すらろくにないわ、という記憶がよみがえり、
だんだんワクワクしてきました。ドンと来いです。

健康診断は、意外にも(?)日本とさほど変わりはなく、
かなり細かく2時間半ほどかかり、
血液検査、尿検査、心電図、レントゲン、身長体重胸囲、
視覚聴覚に加え、歯科検診までやってくれました。
最初に記入するアンケートにかなり手間取り、
辞書片手に心筋梗塞やてんかん、糖尿病はては精神障害などの
わけわかんない言葉を大急ぎで訳しながらの記入は、
ほぼ切羽詰まった試験と同レベルでした。

最後の医師との面接で、「どこか悪いところは?」と聞かれたので、
「もしかしたらhémorroïde(エモロイド。痔の意)かもしれません」
と言うと、やはり専門医に診てもらうように、病院を紹介してくれました。
さらに「あなた最近エイズ検査を受けたようだけど、いつ?なぜ?」
と言われたので
「元彼が、私に検査するように勧めたので、今年の1月に受けました。
 彼も定期的に受けていたので。もちろん陰性でした」
と答えると、「じゃああなたは同性愛者なのね?」とはっきり言われたので
う〜ん、どうなんだろうか?と思いながらも面倒なので
「はい」と即答しました。

と、ここまでは健康診断。
お父さん1人の診断なのに家族全員で来ちゃったアラブ一家や、
やたら日本贔屓している医療秘書の女の子などおもしろかったのですが、
本日終えてきた、痔の診察もなかなかの体験でした。

16:00の約束でも実際は16:30というのが当たり前のこの国で、
待っている間にトイレに行き、またしても出血してしまい、
しかもパンツに付いてしまった状態での診察は自分的に痛手でしたが、
医師のジャンマリーさんはなかなかおもしろい人でした。

まずはよくわからなかった支払い制度。
てっきり無料だと思って一切お金を用意していなかったのですが、
どうやら一度払って、申請して、返金してもらうシステムのようです。
そいうやメガネ作った時もそんな感じだったな、と思い出す。
宣誓書にサインしてから、診察ははじまります。

一週間前から突然、排泄後に残糞感を感じるようになり、
肛門に残っているようなうんこをティッシュで拭いてみたところ、
血が付いたその日から、排泄後に痛みを感じ、出血し、へんな汁が出ると
拙いフランス語で説明。
ジャンマリーさんも、肛門科のスペシャリストっぽい質問をしてきます。
その質問の中に「アナルセックスはしたことありますか?」とあったので
2ヶ月前が最後ですと正直に答えました。

尋問の後、実際に診察です。
あまり病院らしくない、どちらかというと殺風景なオフィスといった感じの
院内ですが、ちゃんと別室には診療台が用意されていました。
下半身すっぽんぽんになり、お尻を見せた状態で横に寝ます。
ジャンマリーさん、痛い部分を触ります。
私の刺青を「わー素敵!」と褒めておきながら、お尻のほうは
「う〜ん、あんまりキレイじゃないわね」とは、やはり芳しくないのでしょうか。

ジャンマリーさんは一言、
「やっぱりあなた、セックスが原因だと思うわ」と。
まじかよー!だから今まで、人一倍痛いと感じていたのかしら?
ジャンマリさん曰く、切れ痔の一種らしくて傷が治らないまま化膿しているらしい。
私は手術を覚悟していたのですが、どうやら薬でなんとかなるらしい。
一ヶ月様子を見てみて、薬で完治しなかった場合は手術、とのこと。

今回は診察代なんと70€。高いよ。
プラス5種類の薬も購入しなければいけないが、これも返金されるらしい。
さっそく手書きの処方箋(字が汚すぎて解読できず)を持って薬局へ。
2種類の飲み薬、洗浄薬、クリーム、座薬。計45€。
最初の2週間まで2粒ずつ朝昼晩、その後1粒ずつ…などけっこう面倒。
でもしつこく薬局のおねえさんに何度も聞いて確かめる。
これでこの痛みが治れば安いもんだ!

あ〜今回は暴露しまくったなあ。事後報告は1ヶ月後!
写真はスイスのローザンヌ近くの街から。レマン湖。
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by uncoblicco | 2012-03-30 04:53 | パリの日々


世界中の自然の音や日常の音を録音して廻り、チェロの音と合わせた作品を作ってたのは過去の話。うんこ記録も終了。現在アフリカ目指してパリ在住。


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