カテゴリ:パリの日々( 17 )

アレルギー

うんざりです。
ついこの間、youtubeでふと、ダウンタウンの松本人志がやってる
スペシャル番組?の、普段独自に思ってる怒りをぶちまけるVTRを見ていて、
とてもおもしろかったのですが、同時に
あんな日本でこんなに怒ってたら、この国来たら怒りすぎて死んじゃうよ…
今この国に何故か居る自分の身を思い、ちょっと哀しくなってきてしまいました。

今回はその番組のように、個人的な怒りをぶちまけたいと思います。
うんざりすることは日常多々ありまくるのですが、
ここ最近のいちばんうんざりは、今働いているレストランの客たちです。
一緒に働いてるフランス人たちにも毎日うんざりですが、
客のうんざり加減にはもう、このブログを毎日更新して
事細かに記したとしても追いつかないほど。

私のレストランが中途半端に「オーガニックレストラン」と
うたっているからいけないのです。
日本でこの名前がつけば、妥協無しに100%有機食品のみを使う
レストランなんだと解釈できると思いますが、ここはフランス。
すべてが中途半端なので、「ほぼ」有機食品を使うお店なのです。

なのでこの間なんて、有機野菜業者の手違いでりんごが届かず、
仕方なしに隣のスーパーのりんごで代用して使っていたところを
お客さんが「ビオのりんご売ってもらえる?」と来て、
そのまま隣のスーパーのりんごを一個1€で平気で売るような感じです。
犯罪ですよね。
まあでもさすがにそれは稀なケースなので、日常茶飯事ではないですが。

私のこのうんざりさ加減を説明するにはまず、
フランスの飲食店のシステムを理解してもらうことが重要です。
世界一のサービスでもてなす日本の飲食業界。
確かにその通りだと思います。
しかしある意味フランスは、
その日本以上のサービスをしてしまう傾向にあるのです。

はっきり言って、客が超ワガママなのです。
たとえば日本なら、食べたいメニューを選ぶ時、
これが食べたいけど、あ、よく見たら苦手なものが入ってる、やめよう。
となると思うのですが、これがフランス人の場合、
「やめよう」にならないのです。
強引に何か代用して、取り替えてサービスしろ、となるわけです。

なので極端な話、ラーメン屋で麺抜き、というようなことも
ぜんぜん稀な話ではないのです。
ラーメンスープをお湯のみ、とか、チャーシューの代わりに焼肉とか。
こういう要望を受け入れてしまうのもどうかと思うところですが、
意外とけっこうフランス、対応するから不思議。
このワガママ精神がどんどん増幅してゆくのだと思われます。

話は私のレストランに戻りますが、
前途の通りオーガニックとうたっているので、
その結びつきか何なのか知りませんが、
オーガニック=ヴェジタリアン、というイメージらしいのです。
うちの店は肉も魚も乳製品も扱っているので、
ヴェジタリアンレストランではないのですが、
ただまあヴェジの人向けのメニューというのは用意してあります。
それだけならまだいいのですが…。

最近おそらく日本でも流行っているのだと思うのですが、
ああ、もう書くのもおぞましい…。
「グルテンフリー」なるもの。
要するに近年、グルテンアレルギーの人が増えているらしいのです。
グルテンとは、みなさん家庭科の授業で習った、あのネバネバです。
小麦粉に含まれる成分です。

ことのはじまりは、うちの店のパテシエさんが
試作でグルテン無しの抹茶100%で作った抹茶ケーキを
売り出した頃からだと思うのですが、
よく問い合わせで
「この店はグルテン無しの食事を出してるって聞いたんだけど…」
と来ることが多くなり、私は作り手側なので
「いやいや、うちは小麦粉扱ってるので、そんなのは無理です」
と答えていたのですが、
日に日に実際食事しているお客さんから
「グルテンアレルギーだからグルテンが入ってるもの排除して」
の注文が多くなり、うちってそういうお店だっけ?
と不思議に思いながら、その都度できる限りの対応を強引にしていました。

だいたいグルテンなんて、けっこうな頻度で食品に入っているのだから、
そんなナイーブな人物は外食なんかすんなよ!!!
家で調整して勝手に食ってろ!自分の身体を自分で恨めバカ!
と声を大にして言いたいところですが、
はやくここまでの迫力でフランス語が操れたらなあと願うところです。

ところが最近、グルテンアレルギーを勘違いしている輩まで出てきており、
ホールの子が(ホールの子もぜんぜんわかってない)
「このお客さん、グルテンアレルギーだから醤油が食べられないんだって」
と平気で言ってくるので、いやいや、大豆ってグルテン入ってないから、
と私はホールの子に注意しましたが、「とにかく醤油は抜いて」と頼むので、
もう私自ら客席に出向いて
「お客さん、アンタ一体大豆アレルギー?それともグルテンアレルギー?」
と問いただして目覚めさせたいくらいです。
近い将来ほんとにやりそうで怖いです。

おそらくというか100%当たっているのですが、
フランス人はアレルギーでもないのに「私〜っぽい」くらいで
簡単に思い込んでしまって、こういうワガママを言いたいのです。
死んでしまえ!
でなければこんなに毎日たくさん「グルテンアレルギーだから…」
なんて頻繁に言われないもん。
でも日本でも時々いると思います、こういう被害妄想的な人。

グルテンに対して私が敏感になっているのは、
私の店は、こっちで言うcéreale(セレアル)という、
雑穀を数種類混ぜたものをごはん代わりに出しているのですが、

ひよこ豆、緑豆、とら豆、クスクス、大麦、古代麦、挽き割り小麦、
赤米、黒米、玄米、インド米、白米、キノア、、、

と、こんだけの種類を日替わりで組み合わせて使っているため、
いちいちグルテンアレルギーの人用のグルテンフリーセットみたいな
ミックスができるわけがないのです。

ちなみに私は、客にグルテンアレルギーの知識で負けるのが絶対嫌なので、
とことん調べました。
米と豆とキノアはグルテンは無いので、そんな時に運良くおこしいただければ
偶然グルテンフリーレストランになるな。
日本語で書くとわかりやすい。一目で「米」とか「麦」とか書いてるもん。

あとは、よく聞かれるのがやはり、日本食材について。
蕎麦を、勝手にお茶が混ざってると勘違いしてる人がいるのです。
それは茶蕎麦だっつーの!
また蕎麦も「sarrasin(蕎麦の意味)だからグルテン無いわよね?」と言われ
「いいえ、日本の蕎麦のほとんどが80%蕎麦粉の20%小麦粉です」
と丁重に説明しましたよ。

最後に、どうしてフランス人がこんなにワガママな食事をするかのひとつに、
3ツ星レストランの影響があると思います。
私もまだ1度しか行ったことありませんが、
メニューを選ぶ前にまず、「何か苦手なものはございますか?」
と聞いてくるのです。
まあ高い金払ってならまだしも、大した金も払わず長居するくせに
さらにはワガママな客って、一体何考えてるんだろう?
ますますフランス人が大嫌いになります。

関係ないけど、トイレの使い方とか汚すぎなんだよ!!!
絶対トイレットペーパー最後まで終わった人、ホルダーに付け替えないし。

写真はソウルの大衆食堂にて。
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by uncoblicco | 2012-05-26 05:17 | パリの日々

アメリカ旅行計画

人生いちばん楽しいと思う瞬間はいつですか?
私の場合、残念ながら恋人と過ごす時間ではありませんでした。

お風呂にあまり入らないくせに、入浴はかなり上位にランクインします。
湯質にこだわる、ぬるめの源泉かけ流し100%温泉ならなおよし。
なんとかここヨーロッパでも、心地よい温泉を見つけたいところです。
一応アルプス山脈あるんだし、湧き出てるはずだよね。

毎月給料日にちょっと高めのケーキを買って自分へのご褒美ってのも、
日本の時から続けてる習慣で、愉しみのひとつだし、
みんなと一緒に音楽を演奏する(オーケストラやバンド問わず)のも
かなりたのしかったように思いますが、
私の本質はやはり、旅。

不思議なもので、まあ実際の旅行中ももちろん楽しいのですが、
何より旅行計画がたのしいのであります。
旅行中にもはや次の旅行計画立ててるくらいなので。

私の場合、常に行きたい国や街の候補生が頭脳にインプットされており、
さて旅行ができるかな?という時に、その国々を引っぱり出してきて
オーディションをします。
このオーディションは、旅行する季節、期間、資金、待望感などを基準に、
インターネットや本、現地に知り合いがいるか否か、など厳格な審査がなされ、
見事栄えある合格国へ出向くわけなのですが、
今のところ、このオーディションも俯瞰してみると、
突発的な旅行はしてきていないなあと振り返ることができます。
意外と計画通り、実直に旅してきております。
要するに私、わりとリピートしている国が多いのです。

お国事情のためもはや入国不可能な国を除けば、
一度行って衝撃を感じた国へは必ずリピートしています。
インド、中国、イギリス、イタリア、スペインなどが代表例ですが、
そして今夏、ついに待望のアメリカ旅行でございます。

夏旅行のいちばんのネックはやはり、価格。
ほんとうに何もかもが高い。なので早め早めの行動が実を結ぶのです。
さっそくロンドン→ニューヨークの往復チケットを購入。
人気の便らしくいっぱい飛んでいるので、とくにインド系会社のは安い。
パリ→ロンドン間は飛行機、電車、バス、どれもそう変わらない価格。
もちろん通常はバスだけべらぼうに安いのですが、
夏場はどれも同じとなっちゃあ、いちばん快適な電車を選びますよ。
面倒な入国審査もいちばんラクだし、ユーロスター。

そしてそして、ここからが肝心の、アメリカ国内の移動手段。
前途の通り、早めに購入しないと夏場の場合、すぐ売り切れてしまって
もしくは料金もみるみる高くなって、
私のモットーである節約旅行もクソもなくなってしまうのです。
しかもアメリカは私の今の本拠地EU圏ではないので、情報が不透明。

しかし、アメリカにも存在します。格安航空会社なるものが。
southwest航空や、jetblueというのが、こっちのEU圏で言う
easyjetやryanairに相当するものだそうです。
いっつも思うけど、なんで日本はこうゆうの無いんだろうね?
おそらく日本、世界一飛行機高いと思うよ。
インターネットでチケット料金を見てみると、さすがアメリカ。
8時間とか普通に国内で乗っちゃうのね。
それで140ドルとかだったらやっぱり、安い。

アメリカでNY以外に行きたい街は、じつはけっこうあって、
一度行ったことのあるサンフランシスコを筆頭に
シカゴ、ニューオリンズ、ポートランドなど。
しかしこれ全部は、いくら1ヶ月の期間を要しても無理。
またもやアメリカ内オーディションをした結果、
西海岸を上から下までローカルルートで下る、とゆう
まさにウエストコーストの旅、
絵に描いたようなアメリカを体験することにしました。
つーわけで、ニューヨークからシアトルへ飛び、
バスや電車でポートランド、SF、ロサンゼルス、サンディアゴまで。

シアトルは今までまったく興味なかったけど、
実は最近になって、若干コーヒーの美味しさに目覚めてきたのです。
これも日本にはどうして無いの?のひとつなのですが、
こっちでは「デカフェ」、いわゆるノンカフェインコーヒーが
かなり普及していて、置いてないお店などないくらい。
私がコーヒー苦手な理由”眠れなくなる”をあっさり解決してくれたのです。

そしてもうひとつ、誰もが納得してくれる真実なのですが、
フランス、コーヒーが超マズいのです!
日本のコーヒーって、私はあんまり飲んだこと無いから説得力ないけど、
相当レベル高いんですよ!
こっちの普通のカフェで出てくるコーヒー、
ほんとに日本の家のインスタントコーヒー以下。
そしてそして、ロンドン旅行に行った時に、フランスとはまったく逆で
コーヒーの美味しさに感動したのです。
カフェって、コーヒーを飲むだけに入っていいんだ、って思えるほど。
コーヒーに詳しい友人は皆口を揃えて、世界で美味しいコーヒーが飲めるのは
アメリカ、イギリス、日本、と。

ポートランドは完全に映画監督ガスヴァンサントへのオマージュで行きます。
でも絶対行ったことは後悔しない、素晴らしい街だと確信しているので。
あまよくば住みます。
サンフランシスコは前回に引き続き、現在最も住みたいと思う素敵な街なので。
今回は周辺の街バークレーと(ここも前回行ったんだけどね)
その隣町のサーファースポット、オークランドへも足を伸ばしたいです。

そしてそして、まったく興味の無かった街その2が、
アメリカ第2の都市、Los Angels。
じつは今でもまったく興味は無いのですが、
私の渡仏時期とちょうど同じくらいに、円盤仲間?で旅仲間?でもある
タミオーさんが住んでいるので、ぜひ訪ねようと思っているのです。
タミオーさん自体「あんまり見所ないですよ」と言っているのですが、
音楽や美術はまあ、おもしろいものが揃っているでしょう。
それでじゅうぶん。
その隣町サンタモニカにも友達が住んでいるので、訪ねます。
知り合いを訪ねる旅行とゆうのも、アメリカならでは。

さらに、ちょっと気になるのが、せっかくアメリカにいるのだから、
ジェットコースターに乗りたい!
私は何を隠そうジェットコースター好き。
これも人生の愉しみにカウントしてもいいくらい。
富士急ハイランドは世界でも屈指の驚愕ジェットコースターを揃えていると
前に知り、日本もすごいじゃんと感心していましたが、
じつは富士急と並んでもうひとつ、
ジェットコースターのラインナップが素晴らしい遊園地を御存知でしょうか?
三重県にある「ナガシマスパーランド」です。
こんな地方の寂れた響きにしか聞こえない名ですが、
ここのジェットコースターも、VTR見ただけで足が竦みそうな位、すんごいです。
いつか行きたいものです。

話は逸れましたが、アメリカで最もすんごいジェットコースターを揃えているのは
オハイオ州にあるcedarpoint(シダーポイント)というところらしいのですが、
ここはもう、死んじゃうんじゃないかってくらいのものばかりです。
興味ある人はHP検索してみてください。
残念ながら、とっても立地が悪すぎるので、車じゃないと行けない…。
なので今回は泣く泣く諦めることにしました。

しかし、アメリカは広い!なんとロス近郊にも
Six Flags Magic Mountainとゆう、前途のオハイオ州ほどではないにしろ、
なかなかの絶叫系を取り揃えた遊園地があるというので、
これもアメリカっぽい体験のひとつとして、行ってきます!
最終地サンディエゴは、もうほとんどメキシコ。
どうやらアメリカでいちばんホームレスが多い街として有名らしいですが、
じつはここにも、世界最大級の遊園地があるとゆうので、これも興味津々。

まだ説明してなかったニューヨークですが、
今回は10日も費やすつもりなので、いっそのこと部屋を借りたいくらいです。
つい先月まで、私のお店のフランス人の女の子が
休暇で1ヶ月NYへ行っていたのですが、ちょうどその期間、
同じくパリに来ていたNY在住の女の子と、
そのままそっくり部屋交換していたそうです。
タイミングさえ合えば、そうゆうのも大賛成ですよ。
パリに来ているニューヨーカーなんていっぱいいるし、
私の部屋は立地だけはパリの中でもズバ抜けて素晴らしいので。
ニューヨークでは美術館を見て、ベーグル食べて、アポロシアターか
カーネギーホールへ行ければ相当満足です。
美味しいレストランも在住の友達に教えてもらいます!

最後に私、この1ヶ月休暇を、結果強引に取ってしまうことになりました。
とゆうのも、私の職場、夏休みが直前まで決まらないことで有名なので、
それまで飛行機のチケットなど待っていたらば、
どこへも行けなくなってしまうのです。
なのでスタッフはみんな、半ば強制的に既にチケットを買って、
運良く夏休みと休暇の日程が重なればいいなあ的な感じだったのですが、
このほど夏休み期間が発表されました。

あっさり私の期間とは的が外れまくって、良かったのか悪かったのか、
私は合計2ヶ月弱休めることになってしまいました。
といっても私がアメリカへ行く8月下旬から9月にかけては、
私が自分で代役を用意しなくてはいけない雰囲気。
(日本人スタッフがいるので、そうしなければいけない風潮がちょっと面倒)
しかしこれまた、運良く代役の適任者を幸運にも発見してしまったので、
これで心おきなくアメリカへ赴けるわけです。

でもその前に、来週ドイツのケルンと、来月のデンマーク旅行があります。
写真は去年の夏、北イタリアのピエモンテ州で食べた、
バターとセージのトルテリーニ
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by uncoblicco | 2012-05-22 05:28 | パリの日々

 自転車

フランスといえば自転車、と連想する日本人は多い。
Tour de Franceなどの影響か、
東京では、メッセンジャーが猛スピードで渋滞を縫い駆けていくような、
またはオシャレ男子が軽々と抱え上げながら自宅のアパートに戻っていくような、
いわゆるああゆう細身の、タイヤに溝の無い軽量化自転車が
確かに日常的に乗られているのは、パリではよくある光景です。

しかし、オランダほど日常に密着はしていないと断言します。
オランダはすごいです。
あの穏やかなオランダ人たちが、いざ自転車に乗るとたちまち形相が変化。
歩道脇の自転車レーンは、アムステルダムでは恐怖のうちのひとつ。
子どもを乗せた自転車さえ、運転手の母親は振動なんて一切気にせず
ものすごい速さで走ります。ベルの鳴らす回数もすごい。

いわゆる日本で言うママチャリの形もフランスは乗られており、
vélo hollandais(オランダ式自転車)と呼んでいるのですが、
昔の郵便局の自転車みたいでかわいらしいです。
しかし、パリ及びフランスの主要都市では最近、
レンタル自転車velibを推奨しているので、それもよく見かけるのですが
なんたってフォルムがダサい。
安さと、どこでも返せる便利さが売りですが、このvelibの普及が
せっかくの数少ない良いところ、
フランスの自転車工業デザインの素晴らしさを
台無しにしていると言っても過言ではないと思います。

さて、何を言いたいかと言うと、私はもっぱら札幌でも東京でも
交通機関はなるべく使わず、徒歩か自転車で行動していたので、
ここパリでも自転車を使用していました。
渡仏早々購入した中古の自転車は、石畳の擦れであえなく半年で御臨終。
その後、意を決して新品の折りたたみ自転車を120€で購入したものの、
わずか3週間であっけなく盗まれました。

なのでここ最近はずっと徒歩生活。
パリ市内は東京で言うと山手線内の広さなので、
じつはそんなに面積は無いのです。
半径1時間といったところでしょうか。
不可能ではないけど、歩くとけっこう辛い距離。

私の職場まで片道30分、語学学校まで片道1時間。
疲れているときは地下鉄を使っていたのですが、
つい1ヶ月ほど前、うっかり手元に切符が無い時に、
地下鉄検察官の抜打ち検査があり、罰金50€取られてしまいました。
日本のように入る時も出るときも改札をくぐるようなシステムではないので、
気を緩めて切符を捨てていた自分を深く反省。

この罰金も、
「あんた回数券の使ってないモノ持ってるから、半額の25€でいいよ」
とおばさんは言ってくれたのに、手持ち金が23€しか無かったため、
「じゃああとで電話してカードで払って」と。
電話での口頭カード支払いなんて、なんかインターネット支払いよりも
とっても信頼できないんですけど、そんな不安をよそに、
まあなんとか支払いは済みました。
何度も何度も番号を確認するヘンな外国人だと思われたでしょう。

とゆうわけで、私だって疲れていなければ、
なにも好んであんなホームレスのおしっこ臭い地下鉄なんて
乗りたくもないわ!と怒りに満ちあふれ、
やはり再び自転車を買おうではないか!と奮闘することにしました。

なぜ奮闘かとゆうと、はっきり言ってフランスの自転車、高いのです。
日本の倍はすると言っても大袈裟ではありません。
初代の擦り切れた中古は、帰国する日本人に譲ってもらったものだし、
新品の120€は、奇跡のような値段を偶然見つけたのです。
まあだから買ったんだけど。

自転車好きの友人に教えてもらった、le bon coinという、
自転車のみならずいろんなモノや、果ては賃貸物件まで
お互い個人の責任で売り買いするインターネットサイトで、
前途のいわゆるオシャレ自転車を探してみると、
なかなか良いものもちらほら。

その中で値段も手頃な80€の細身自転車の所有者へ、
掲載されていた電話番号にかけてみました。
この国では個人情報保護法なんてものは存在しませんよ。

ものすごい江戸っ子風のおじさんが出て、何言ってるかぜんぜんわかんない。
フランス在住1年半、最近思うのは、はじめて話す相手はかなり集中しないと
聞き取れないのです。
その人の話す癖や特徴を瞬時に把握しないと、たちまちチンプンカンプン。
しかも電話だったので難易度高し。
でもまあなんとかそのおじさんが住む地域へ出向き、おじさん及び自転車と面会。

うーん、やはりサイトの写真ではわかりにくかった、状態がけっこう古い。
紹介文には良好って書いてたのに…。
古いのはいいんだけど、壊れて使えなかったら嫌だなと思い、もちろん試乗。
さっそくチェーンがはずれる。ダメだこりゃ。
色やフォルムは素敵なんだけど、残念。
おじさんは「君だけとコンタクト取ってるんだぞ」と強調してくれましたが、
こんな目の前で壊れてくれちゃあね、ごめんね。

じつは私、ヤフーオークションとかも経験したことがないので
見ず知らずの人のものを肉眼を通さず購入する、とゆうのが
とってもとっても苦手なんだと、今回はじめて気づきました。
まあ今回はちゃんとチェックできたからいいけど。

でもこのサイトを使わないと、確実に安い自転車は手に入らないので、
根気づよく何度もトライして、良い自転車を見つけてみせます!
もう地下鉄で捕まりたくないもん!

写真は中国、ウイグル地区の果て、カシュガルにて。
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by uncoblicco | 2012-05-16 09:15 | パリの日々

洗濯機

今パリは夜の9時。
なのに外は、夕方4時くらいの明るさです。
今がいちばん日照時間が長い時期なのでしょうか。
とにかく朝昼晩と、日があるうちに3食ごはんを食べるなんて
日本では夏休みくらいしか考えられなかったので、
この日常もなんとなく得した気分です。

そういえば、こっちの明かりが蛍光灯が主体でないのも、
とくに明るさを必要としないからかも?
夜道が危険とゆう観念も、そうとう夜中じゃないと暗くならないし。
第一東京とは違って、夜はほんとにたとえ中心部でも人が誰も歩いていない。

さてさて、最近の私のパリ生活での数少ない愉しみの一つに、
古着屋散策があります。
この間訪れたロンドンで、やっぱり古着って素晴らしいと思い返したのです。
東京は高円寺でよく買い物していたお店「ちゃちゃ」みたいな、
いわゆる友愛バザーのような雰囲気の、
どうしようもないものすべて100円的な、
ああゆうお店、なんでパリには無いの?と思ってたら、ありました。

Guerrisolとゆうお店。私の職場のオシャレパリっ子たちが
(ロンドンっ子も言ってたな)みんな御用達の、まさにゴミ古着屋。
休みとあらばココに出没して、長時間ホコリ臭さと戦いながら
良いものを物色しているのです。何たって全品1.5€ですから。

かわいいオーガニックコットンTシャツや(なぜか見つけた)
カーディガンなど、わりと上等な戦利品を持ち帰ってきたわけですが、
そのかわいいからし色のカーディガンを、またやってしまいました。
わずか1回着ただけで、洗濯して縮めてしまったのです。

そもそも私、今まで洗濯機を所有したことがなかったので、
遅咲きながらここフランスで、人生はじめて洗濯機を購入したのです。
なので今までニットはすべて手洗い。
縮むどころか、脱水し切れなくてむしろ水分の重みで伸びる、
とゆう体験をしてきたわけなのですが、
もともと機械音痴のこの私が、フランス語の説明書を読みながら
日本の使いやすいものとはシステムの全く異なる洗濯機を
じょうずに使いこなせるわけがないので、
ウール洗濯はずっと避けてきていたのです。

このからし色カーディガンは1.5€だったこともあり、
100%ウールではなかろうと思い、通常洗濯したのが間違いでした。
見事子どもサイズに変貌。
以前もロンドンの人の家の洗濯機で、買ったばかりの
Cath Kidstonのニットベストを洗濯機に入れて縮ませてしまい、
まあ着れなくはないんだけど、着る回数が格段と減るんだよねえ…
みたいな状態になるのが哀しくて哀しくて…。

しかしこんな思いに終止符を打つ日がやってきました。
私が唯一使える現代ツール、インターネットを使って
「縮んだ」「セーター」「復活」と日本語で検索。
なんと、どこぞのクリーニング屋のHPにて、
元に戻す技術を紹介してるではありませんか!
それはトリートメント。髪に使うアレです。
なるほどねーあれも毛だもんね、と思い、
トリートメントで手洗いし、大きいダンボールを型紙のように
胴体部分と両腕部分に大きめに切り分けたものを着せて、
伸ばしながら洗濯バサミで固定し、自然乾燥。
毛は濡れている状態が乾いた時に縮むんだそうです。

これをからし色カーディガンで実践。
まあ100%とはいかないものの、8割は戻りました。
ダンボールは乾かして、またの時に再利用できるし。

ついでに今日はピーカン晴天で、しかも休日だったので、
いよいよ重い腰を上げて、フランス語の説明書を読み
洗濯機のウール機能を使ってみることにしました。
トリートメントは柔軟剤の代わりになるらしいので。
ちょうど衣替えの時期だし、洗濯して気持ちよくしまいたい。
しかもよくよく見ると、英語の説明書もでてきました。
ドキドキしながらのウール洗濯は、無事成功。
フランス生活の癖で、どんな機械も信用できなくなっているのです。

ついでに毛布まで洗濯。
パリは初夏を迎えます!
写真は先月末旅行した、2 度目のスペイン、サンセバスチャン。
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by uncoblicco | 2012-05-14 04:35 | パリの日々

臨時バカンス

私の持病は、最近になってようやく薬が効いてきたのと、
食べ物にすこぶる気をつけるようになったので、
排便時以外は、大して気にすることもなく過ごせるまでに成長しました。
ようするに、出血、座薬、痛み、すべてに慣れてきたってことです。
もちろん腫れも幾分ひきましたが。

しかしその間、医者には2度もドタキャンされ
もちろん悪いのは何故か私。
電話で、どんなに私が病院の前で痛み堪えて待ったかを説明しようとも
一切聞く耳持たず、自分の主張のみを貫き通すのは
フランス人共通の精神だとつくづく思います。

さて、実はこんな異国で哀しき病と向き合っている私ですが、
どうやら母国日本でも、私の実父がついにぶっ倒れてしまったようで、
看護士である兄の奥さんより、病名と症状のメールが届きました。
よくTVドラマで出てくるICUにいるのだそうです。

専門家の兄嫁によると、かなりの大病とのことなので、
ああ、ついにこんな時が来てしまったか…と
病名をウィキペディアで一生懸命調べたり、
すぐには帰れないなあ(痔の手術のためお金ナシ)親不孝でゴメンね、
などと思いに耽っていました。

がしかし、翌日のメールでは、父はわずか1日で早々と一般病棟に移り、
病院食を拒んで堂々と昼ごはんにうどんを平らげたと言うではありませんか。
ありえない回復力に誰もが仰天したようなので、
こちらとしても一安心でした。

はてさて、事件は続きます。
日本でも私は飲食店で働いていたので、
日本の衛生管理事情はよく知っているつもりです。
作ったものには日付を書くだとか、石けんでの手の洗い方のイラストとか、
消毒とか殺菌とか、そういった検査がフランスでも普通に
日本とほぼ同じレベルの基準であるのですが、
この国の性格から言って、ほぼ守られていないのが現状です。

そんなアバウトなフランス飲食店業界ですが、
私の職場に関しては日本人が多いこともあり、
日本精神をかなり浸透させているため、
けっこう几帳面に守って、面倒なこともやってきていました。
しかし先週、私がちょうど休日出勤明けで仕事場に入ると
どうも空気が違う。
どうやら昨日、抜き打ちで検査官が店に入ってきたようなのです。
そして地下のストック場にてネズミの糞を発見したらしく、
そんなちっぽけな理由で、明日から営業停止になってしまいました。

ネズミなんてこの古いパリの建物には100%存在するので、
私なんて毎朝ネズミさんと顔合わせますし、糞だって毎日見かけます。
もちろん掃除もしていますが、掃除すれば完全除去できる量ではないのです。
せめてチューたちに、粉やゴマや米やシリアルを荒らさせないように、
ちゃんと大きなコンテナの中に入れて密封保管しておく。
これが私たち人間にできる唯一の防御好意だと思うのです。

ようするにネズミとの共存しか道はないと私は思っていたのですが、
どうやら衛生管理側は違っていたようで、
とにかく営業停止。期間未定。
急な休日に胸が躍ります。
べつに私たちの責任じゃないし〜。
給料は有給扱いになるそうなので。

しかし問題は、残された大量の食材たちです。
本日は金曜だったので、激コミの週末用に
ものすごい量の仕込みをすでにしてしまった後なのに。
まあそうは言っても仕方ないので、持ち帰るなり捨てるなり、
私のレストランはもう1店舗あるので、そこへ廻したりと。
ちなみにもう1店舗も数ヶ月前にすでに営業停止になっています。
期間はたったの2日。
パトロンがお金で解決したっぽいです。黒いな〜。

この休暇を利用してさくっと旅行に行ければいいのだけど、
そんな甘くはない世の中。
写真はベルリンで食べた、アップルシュトゥルードル。
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by uncoblicco | 2012-04-14 05:04 | パリの日々

プロテージュスリップ

買いました!ナプキン!
もう1日に4枚もパンツ取り替えるなんてコリゴリなので。
前回に引き続き、私の最近の頭の中は
「痔」のことでいっぱいいっぱいです。

薬を飲みはじめて、最初は良い感じだったのですが、
やはりうんこが出る直前になると「出産か?」ってくらい痛むのです。
しかもそんな時に限って仕事の真っ最中、
ばりばりフライパンで焼いてますって時なので、
絶対トイレには行けないのです。
結果、我慢に我慢を重ねて心臓ドキドキまでさせて出したうんこは
痔のデキモノ部分に負荷がかかり、出血〜。
Bonnie Pinkの「Last Kiss」とゆう歌のサビ部分
「ズキズキいたむ〜よ〜」ってメロディが、頭の中を反芻します。

さてさて、ところでナプキンって一体どうやって使うものなの?
値段も質も用途も種類も、なにひとつわかっちゃいない私なので、
いろんな人に相談したところ、皆からのアドバイスとしては
日本で言ういわゆる「パンティライナー」がいいんじゃないかと。
確かに、改めてスーパーの生理用品コーナーを眺めてみると
たぶんフランス一般女性のメインであるタンポンが多く陣取っており、
次にナプキン。そしてその間のちょっとしたスペースに
「Protège Slips」と書かれた小さめなものがありました。

私はけっこう最近まで”オリモノ”という存在を知りませんでした。
どうやらこのパンティライナーはオリモノ専用なんだそうですね。
私の痔の場合、生理ほどの量ではないと思うから、オリモノ用でじゅうぶん
と、みなさんアドバイスしてくださったのですが、
私はちょっとショックでした。
だって、この痔の出血ですら、パンツに付着した感覚がすぐにわかり、
わー気持ち悪い!早く取り替えないとカブレちゃうよー!となるのに、
生理ってこんなモンじゃない量ってこと?
そりゃナプキン無しには絶対生きていけないよ。超吸収が必須だよ。
おそろしや…。

はてさて、早速近所のスーパーにて30枚入1.3€で購入し、使ってみました。
すでにそのスーパーに辿り着くまでに漏れてしまっていたので、急がねば。
もちろん恥じらいなどナシ!お菓子を買うように至ってナチュラルに。
なるほど、湿布のようなシール状になっていて、パンツに直接くっつけるんですね。
なかなかパンツのシワを伸ばして貼るのはむずかしい…。
貼る位置も重要だなこりゃ、意外と中央部よりでいいみたい(前回のシミより)。

効果はてきめんです!なぜもっと早く買わなかったんだろう!
しかもけっこう面積が大きいので、ピンチの時などは応急処置として
位置をずらして貼って、1枚で2度イケちゃうという荒技も確立させました。

しかし日に日にズキズキ痛むはひどくなってきているので、
急遽明日またジャンマリーさんの診察に行ってきます。
購入した5種類の薬のうち、投与にもっとも勇気のいる薬「suppositoires」
いわゆる座薬が、もう痛すぎてここ数日入れられないほどなのです。
どうやらフランスでは、肛門科などの専門医の場合、
他の病院と比べて診察料が倍の値段になるらしいです。
あ〜ズキズキドキドキです。ついに手術かなー?
お金ないよ〜。

夏に予定していた九州旅行ですが、かなり迷ってきてます。
今月はもしかしたらこの手術もあるかもしれないので、
飛行機チケットが買えない…。
来月買うとなるともっと高くなってるはず…。
そうなると(1000 €越えると)もうお手上げです。
安価に行ける場所で今いちばん行きたいのはニューヨークですが、
せっかく1ヶ月も休めるのだから、もっと冒険したい!
ブラジルとかマダガスカルに行きたい!けど高い!

写真は3年前訪れた、アメリカサンフランシスコ。
有名なSaturday Marketにて
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by uncoblicco | 2012-04-07 04:47 | パリの日々

通院

パリはこのところ晴天が続き、
少しでも天気が良くなるとすぐ半袖短パンになりたがる、
暑がりな外人と同じくらい、
私も率先してTシャツで出かけるような毎日です。

晴れやかな気分とは裏腹に、
私は今、重大な「負」を抱えております。
1週間ほど前から突如、うんこした後激痛が走る。
疑いも無いいわゆる”痔”の症状があるのです。
うん娘とも異名を持つこの私が!
調べたところによると、痔には3種類あり、
いちばん重度とされる「痔よう」の場合、手術が必要だと。

私は真っ先にその痔ようを疑いました。
なぜならその他のイボ痔も切れ痔も当てはまらず、
さらには痔ようの特色である「化膿」の症状があったからです。
うんこを拭いた後、次に血が付き、
最後には膿の汁のようなものまで付く、という3段階なのです。
しかもその膿の汁は、排泄後時間が経過した後に
まるで生理のように「あ!今なんか出た!」みたいな感じなので、
本気で生理用ナプキンを購入しなくては、と思っていたところです。
洗濯の頻度も急激に多くなり、やたらパンツばっかり洗っています。

と、この症状だけでもかなり不安になるのに、
忘れちゃいけないのが、ここはフランス。
痔ってなんて言うの?からはじまり、
病院行くにも、言葉の問題もしかり、
ちゃんとした医療が果たして受けられるのだろうか?などなど。

本気でこの痔のために日本に帰ろうかとも思いましたが、
スッカリ忘れていたのがこの国の利点。医療費が無料とゆうこと。
元来チャレンジ精神旺盛のこの私は、こんな状況下でも
「どうせなら堪能してみよう!フランス医療の現実」
をモットーに、自ら実験台になることを決意。

偶然にも、以前家に送られてきた国民保険の会社からの
”無料健康診断”の案内があったので、それも参加。
そういや日本でも健康診断はおろか、
病院へ行った経験すらろくにないわ、という記憶がよみがえり、
だんだんワクワクしてきました。ドンと来いです。

健康診断は、意外にも(?)日本とさほど変わりはなく、
かなり細かく2時間半ほどかかり、
血液検査、尿検査、心電図、レントゲン、身長体重胸囲、
視覚聴覚に加え、歯科検診までやってくれました。
最初に記入するアンケートにかなり手間取り、
辞書片手に心筋梗塞やてんかん、糖尿病はては精神障害などの
わけわかんない言葉を大急ぎで訳しながらの記入は、
ほぼ切羽詰まった試験と同レベルでした。

最後の医師との面接で、「どこか悪いところは?」と聞かれたので、
「もしかしたらhémorroïde(エモロイド。痔の意)かもしれません」
と言うと、やはり専門医に診てもらうように、病院を紹介してくれました。
さらに「あなた最近エイズ検査を受けたようだけど、いつ?なぜ?」
と言われたので
「元彼が、私に検査するように勧めたので、今年の1月に受けました。
 彼も定期的に受けていたので。もちろん陰性でした」
と答えると、「じゃああなたは同性愛者なのね?」とはっきり言われたので
う〜ん、どうなんだろうか?と思いながらも面倒なので
「はい」と即答しました。

と、ここまでは健康診断。
お父さん1人の診断なのに家族全員で来ちゃったアラブ一家や、
やたら日本贔屓している医療秘書の女の子などおもしろかったのですが、
本日終えてきた、痔の診察もなかなかの体験でした。

16:00の約束でも実際は16:30というのが当たり前のこの国で、
待っている間にトイレに行き、またしても出血してしまい、
しかもパンツに付いてしまった状態での診察は自分的に痛手でしたが、
医師のジャンマリーさんはなかなかおもしろい人でした。

まずはよくわからなかった支払い制度。
てっきり無料だと思って一切お金を用意していなかったのですが、
どうやら一度払って、申請して、返金してもらうシステムのようです。
そいうやメガネ作った時もそんな感じだったな、と思い出す。
宣誓書にサインしてから、診察ははじまります。

一週間前から突然、排泄後に残糞感を感じるようになり、
肛門に残っているようなうんこをティッシュで拭いてみたところ、
血が付いたその日から、排泄後に痛みを感じ、出血し、へんな汁が出ると
拙いフランス語で説明。
ジャンマリーさんも、肛門科のスペシャリストっぽい質問をしてきます。
その質問の中に「アナルセックスはしたことありますか?」とあったので
2ヶ月前が最後ですと正直に答えました。

尋問の後、実際に診察です。
あまり病院らしくない、どちらかというと殺風景なオフィスといった感じの
院内ですが、ちゃんと別室には診療台が用意されていました。
下半身すっぽんぽんになり、お尻を見せた状態で横に寝ます。
ジャンマリーさん、痛い部分を触ります。
私の刺青を「わー素敵!」と褒めておきながら、お尻のほうは
「う〜ん、あんまりキレイじゃないわね」とは、やはり芳しくないのでしょうか。

ジャンマリーさんは一言、
「やっぱりあなた、セックスが原因だと思うわ」と。
まじかよー!だから今まで、人一倍痛いと感じていたのかしら?
ジャンマリさん曰く、切れ痔の一種らしくて傷が治らないまま化膿しているらしい。
私は手術を覚悟していたのですが、どうやら薬でなんとかなるらしい。
一ヶ月様子を見てみて、薬で完治しなかった場合は手術、とのこと。

今回は診察代なんと70€。高いよ。
プラス5種類の薬も購入しなければいけないが、これも返金されるらしい。
さっそく手書きの処方箋(字が汚すぎて解読できず)を持って薬局へ。
2種類の飲み薬、洗浄薬、クリーム、座薬。計45€。
最初の2週間まで2粒ずつ朝昼晩、その後1粒ずつ…などけっこう面倒。
でもしつこく薬局のおねえさんに何度も聞いて確かめる。
これでこの痛みが治れば安いもんだ!

あ〜今回は暴露しまくったなあ。事後報告は1ヶ月後!
写真はスイスのローザンヌ近くの街から。レマン湖。
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by uncoblicco | 2012-03-30 04:53 | パリの日々

旅こそ私

人生、みな悩み抜いて、さまざまな選択肢から
ひとつの道を決め、それぞれ向かってゆくものだと思います。

自他共に認める楽観的な私も、
普通の人間よりはだい〜ぶ深刻ではないにしろ、
やはり何かを選択しなければならない時が来ます。

私の持論では、北海道出身者は日本人の中でも
とくにこの兆候にあると思うのですが、
わりと物事はさっぱり早めにウジウジせず決めるほうだと思います。
もちろん私も。
だって、長引かせても良いことひとっつも無いんだもん。

さて、私はある決断をしました。
とは言っても、私のことをよく御存知の方などは
「またうん娘がいろいろ言ってるけど、明日にはもう意見変わってるよ…」
とお思いでしょう。その通りです。
自分が言ったことにまるで責任を感じないのが私です。
ある意味こうゆうところはフランス人そっくり!

で、それは何かと申しますと、
ついに早くもフランスに見切りをつけました。
早々に、このブログで掲げた目標である
アフリカ一周旅行計画を実現させるために、
貯金モードに突入します。

細かく言えば理由はいろいろあるのですが、
今の私の周りの、日本人に限らず外国人移住者の肩身の狭い生活に
「そこまでしてこの国に居続ける意味って、何なんだろうか。
 少なくとも私は、その決定的な理由は持ち併せていないな。」
と思うようになったのです。

フランスはEUの不景気に加え、移民増加を食い止めるために
どんどん条件が厳しくなってきており、
ビザの延長が本当に難しくなってしまいました。
強制帰国させられるケースが多発しているのです。
気分的には、どんどんナチスの統治下が広がってゆく
第二次世界大戦のユダヤ人のようです。

この街に定住してゆっくり暮らすのもいいかな、と思うことも
もちろんあります。つーか未だにしょっちゅう思います。
しかし、それと真逆の「あ〜旅に出たい」という心理が、
どうも私を突き動かしてしまうのです。

とりあえず今月は、今年すでに2度目のロンドン旅行から
帰ってきたばかり。ロンドンに住みたい欲がさらに強くなる一方。
来月はノルウェー、6月はデンマーク、と
地の利を活かして物価の高い国をさくっと巡ろうとゆうコンタンです。
夏は九州旅行の予定ですが、
長期ということでまだまだ変更の余地アリ。
ブラジル、アメリカが候補地です。

と、旅行計画を練っているときが
私のいちばん至福な時なのです。
そして私の怖いところが、これが妄想に終わらず
そのまま実計画になってしまうところなのです…。

人生旅に捧げるなんて、ぜんぜんカッコイイなんて思ったことないのに
もっと私は実直な職人肌にあこがれるタイプの筈なのですが…。
今回はかなりハチャメチャ文章でした。
とにかくフランスはもう長くないってことを書きたかっただけです。

写真はロンドンの素敵カフェの一コマ。
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by uncoblicco | 2012-03-24 07:27 | パリの日々

Dおばさん

2月初旬から中旬にかけて、パリはまるで故郷北海道を思わせる寒さで、
私が住んで感じた「年中通して過ごしやすい」とゆう概念を
アッサリ崩す結果となりました。

古い街なので「寒さのため電気が止まった」なんて時代錯誤な会話もちらほら。
私の部屋も例外に漏れず、寒さのため電気ストーブの気温が一向に上がらず。
限界点がまだまだ先のメーターが、最小の気温値で哀しく静止しているのです…。
こんな時にしかパワーアップさせる機会などないのだから、
せめてがんばってほしいものです。ぶっちゃけ壊れてます、我が家のストーブ。

しかしこんな時、私は普段からストーブを使わず、
外出する時より着込んで家の中で過ごすとゆう、
山小屋のような生活を日常的に続けていたので、
わりと違和感無く乗り切ることができました。
ちなみに今のパリはもう春が来たような暖かさに早変わり。
途端にTシャツ短パン姿の人を見かけるようになり、
庭ではみなさんひなたぼっこ。
早すぎ〜芝生でケツ濡らしてろよ!と即ツッコミたくなります。

さて、現在パリに来てすでに4度も職を替えている私ですが、
今働いてるレストランも、気づけばすでに半年経過しており、
前職のパリのいじめにあったパン屋と同じ期間を迎えております。
私が職場を過ごしやすいと思う点は、ひとえに一緒に働くメンバーです。
仕事の辛さ難しさや勤務時間、給料など、はっきり言ってどうでもよい。
その点からすると、今の職場はかなり優秀です。
上の人がそこまでエラぶってないし、
日本人、フランス人、その他外国人スタッフがバランスよくおり、
もちろん面倒な人も中にはいますが、概ねsympa(良い人)。

主に日本人スタッフから、今の職場の苦情もよく聞かされますが、
私のこれまでのパリでの3職の辛さを思えば、ココは天国ですよ。
そりゃ私も「うん娘さんって、いつも穏やかだよね〜」と形容されるような人間です。
人の印象とは怖いものよ。

さて、話は若干逸れましたが、今月は寒かった上に、忙しかったのです。
なぜなら働くメンバーに穴をあける"Dおばさん"がいたからです。
穏やかと形容される私が、初対面から「あの人苦手です」と
周りに公言していたのですが、自画自賛ながら、つくづく人を見る目があるなあ。

Dおばさんは39歳。2児の母であるフランス人です。
なので子どもを理由によく早退します。早退どころか急に欠勤します。
にもかかわらず、申し訳ない態度はいっさい見せず、
それを仕事で挽回することもなく、むしろ仕事は
どんなに温かい目で見守っても、一向に早くスムーズにできるようにはならず、
むしろしょっちゅうタバコ吸いに休憩し、
さらには毅然とした態度で、流暢なフランス語で私たちを一喝するのです。
彼女、決して上の立場ではないのです。
まあはっきり言って、これが典型的なフランス人なのですが…。
自分を棚にあげて話す姿勢にイラつき、私も何度も口論しました。
(私だけではないところがすごい)
言葉では勝てないので、日本人が得意とする、
冷静かつイヤミったらしい言葉を選んで。
そうするとDおばさんは逆上するので、そこまでいくともうお手上げ。
私は決して謝らないので(この国では謝ったら最後)
ここ最近は挨拶すらしていません。

子持ちで社会に出ているお母さんには耳の痛い話かもしれませんが、
Dおばさんは明らかに「私子どもいるので当然でしょ?」な態度がイラつくのです。
Dおばさんだけに限らず、フランスではこういった考えが
日本より確実に正当化されているように思います。
そしてそれを男性側が仕方なく許すような雰囲気になっているのです。

けっきょくDおばさんは「疲れた」を理由に本日で退社。
それを決定づけたエピソードを紹介します。
職場のキッチンの上部に、タッパーなどをまとめて置いておく棚があるのですが、
かなり危ういバランスで置いてあるので、誰かが物を取ろうとすると
よく落ちてきます。これはキッチンスタッフ全員が承知の上なので、
誰かが物を取ろうとしているときにその直下で作業しているスタッフは、
よけるか、または当たるのを覚悟して作業を続けるかのどちらかなのですが、
スタッフはほぼ全員後者を選択しています。時間に追われているので。
なのでたとえ落ちてきて当たったとしても、
まあ痛いにしろ多少腹立つにしろ、構わず作業を続けます。

しかしDおばさんは違います。
おばさんなのでおそらく周りがまったく見えていなく、
誰かが物を取っているのにも気づかないような人間なのです。
お察しの通り、こうゆう人間をいわゆる
"仕事ができない"人間と言うんだなと思います。
案の定、私が物を取った時にタッパーがひとつ落ちて、
おばさんの頭にカコーンと当たりました。
私はさすがに「あ、ごめーん」と軽く言いましたが、
Dおばさんは痛みを堪えてうずくまったまま、5分以上動きません。
もう構っていられないので無視してそのまま作業を続けていると、
Dおばさんは、あろうことか「痛むから病院行くわ」と言い放ち、
帰ってしまいました。
たかがタッパーだよバカ、死んでしまえ!と言いたいところを
当てた本人の私が「ちょっと大げさなんじゃない?」と言ってみたところ、
もちろん思いっきり無視されました。

その日から5日ほどどうゆうわけか休むことになり、
一体病院でどんな診断下したんだ?と謎に包まれましたが、
復帰後、突然「今月はあまり出勤できないわ」と言われて見た
休み希望のメモを見て仰天。あんたコレ、たった週1勤務じゃん?
このレストラン、1日200人お客さんが入るところを厨房3名で回してるのに…。
まあでも、どのみちいてもいなくても一緒か〜あのやる気のなさじゃ、
という結論に落ち着きました。

しかもその週1勤務すら、おばさんは"ガストロ"を理由に欠勤。
このガストロとは、一応日本では「ロタウィルス胃腸炎」とゆう
インフルエンザのような菌が人にうつる病気なのですが、
私はフランス人は、これを仮病として使ってる気がしてならないのです。
現に"ガストロ"と言うとみんな「あ〜じゃあ仕方ないな」となるわけです。
なんと単純なフランス人どもよ。まあもうどうでもいいけど。

とにかくDおばさんはもう顔も見たくないフランス女なのでした。
私の住んでいる部屋の下の階のおばさんともよく揉めていて、
「子どもが寝られないから20時以降洗濯機使わないで!」
などと怒鳴られ、「そんなの絶対無理です」と答えたら、
「子どもよ?どうするのよ!」と反論するので
「私の子どもじゃないし、知りませんよ」と答えると
あぜん、とした態度をとられました。
そんなに子どもって贔屓されるような絶対的な価値観なの?
と、こっちがビックリしてしまいます。

日本は逆に親が世間を気にしすぎな傾向にあると思いますが、
こっちの子ども第一主義も大嫌いです。も〜おばさんはコリゴリ。

写真は去年行ったアムステルダムのコーヒーショップ。
春になったら、デンマーク旅行に行きたいなー。
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by uncoblicco | 2012-02-25 05:20 | パリの日々

魔女のオイル

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今更ですが、パリにも冬がやってきました。
私がフランスに住んで1年が経った証拠です。

フランスに住む前は、日本の長野県に1年ほど住んで
仕事をしていたのですが、そこで一緒に働いていたAさんは、
周りの誰もが認める”魔女”でした。
火傷をしたら、あれこれの葉っぱの汁を付けてくれたり、
衣服の消臭剤として教えてもらったのが、
クローブの実と乾燥ラベンダーをガーゼに包んだものであったり、
夏には自家製虫除けスプレーを作ってくれたり、
秋には枝を燃して店内を天然のイイ匂いにしてくれたり…。

田舎のおばあちゃんの知恵+彼女独自のセンスで、
ケミカルものには絶対頼らない信念で、魔女魂を貫いていました。
Aさんはパン屋で働く前に、ハーブ専門店で働いており、
そこで魔女修行をしていたそうです。
その魔女の師匠に私も会ったことがあるのですが、ホンモノでした。
なんつーか、オーラが。
霧のたちこめる林に、長い白髪の女がつっ立ってるんですから。

そんな魔女が愛用していたエッセンシャルオイルがありまして、
影響され易い私は、もちろん率先して購入しました。
うがい薬用にTea Tree、殺菌用にEucalyptus Radiata(ユーカリ)、
若干香水のようにほんの数滴のみ使うLavender、
そして乾燥肌用の植物油Jojoba(ホホバオイル)。

パリに住むようになってから、
このオイルたちの銘柄がフランス製であることを知り、
決して安いモノではないので加減して使うも、
とくにみるみるなくなってゆく、肌用のホホバオイルがなくなりかけたので、
ここ本場で購入しようと試みました。

しかし、ここはフランス。
日本のように、どの店舗でも在庫がしっかり揃っているワケではないのです。
せっかくインターネットで取扱店舗を調べて出向いても、
取り寄せで3週間。なんで?ここ産じゃないの?
しかも3週間経っても一向に電話が来ないので、直接出向いたところ、
取り寄せの時確かに「予約ノート」っぽいものに銘柄など書いていたはずなのに、
そのノートから私が来店していた時期のページがなくなっている…!
ってなこともザラなので、もう慣れました。
途方もない時間をかけて、すっかり忘れた頃に手に入るのがフランス。
もう結果オーライとレベルを下げて諦めるしかないのです。

まあそんな話はべつによいのです。
在仏1年。私の年齢のせいか、フランスの硬水のせいか、
はたまた空気の乾燥か、理由は定かではありませんが、
この1年で私の肌全身が、とっても乾燥しやすくなり、痒い部分を掻きすぎて、
ついにアトピー肌のケロイド状にまでなってしまいました。

今までも日本では、たとえば冬の時期のみ、膝の裏が若干痒くて
ケロイドっぽくなったことはありましたが、今思えばかわいいモンです。
今期はとくに酷くて、もう私のお尻は誰にも見せられません!ってくらい
美しいお尻ではなくなってしまいました!
よりにもよって、なんでお尻?
ワセリンなど塗ってなんとか堪えてきましたが、それももう限界です。
なんとかしなければ…。

ようやっとフランスの保険証が手に入ったので、
無料のアドバンテージを利用して病院へ出向こうかとも思いましたが、
この間の眼科(メガネを作った!超高い!)の診察で
すでに予約2ヶ月待ち、という真実に懲りているし、
病院慣れしていない私は、今更ながら医師にお尻を見せるのが恥ずかしい
なんとか長野で少しだけ学んだ自然治癒で、どうにかならないもんかと
いろいろ調べてみると、どうやら私の顔の肌用に使っているこの
ホホバオイルが、とっても効くらしい。

皮膚病の権威らしいその医者のアドバイスでは、
オイルに少しペパーミントオイルも足すと良いと書かれていたので、
さっそく購入して実践。
またしても在庫切れのため、パリ市内で2店舗も探してしまったけど、
なんとか入手。
するとどうでしょう!今のところ痒みはかなり引いています!
すごいぞホホバオイル!

そもそもこのホホバオイル、乾燥のためというより、
乾燥肌→顔のシワが目立つ→年とって見える
のサイクル防止のため、使いはじめたエッセンシャルオイルだったのですが、
まさかアトピーに効果的とは!!!
そしてこのMenthe poivrée(ペパーミント)の効果も良い!
掻いて赤くなってしまった部分がスーっとして気持ちよい!

お願いだ〜これで治ってくれ!
この素晴らしい銘柄を普及させるため、URL貼っておきます。
http://www.pranarom.co.jp/

写真は年末過ごしたニースの様子。
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by uncoblicco | 2012-01-25 07:58 | パリの日々


世界中の自然の音や日常の音を録音して廻り、チェロの音と合わせた作品を作ってたのは過去の話。うんこ記録も終了。現在アフリカ目指してパリ在住。


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