臨時バカンス

私の持病は、最近になってようやく薬が効いてきたのと、
食べ物にすこぶる気をつけるようになったので、
排便時以外は、大して気にすることもなく過ごせるまでに成長しました。
ようするに、出血、座薬、痛み、すべてに慣れてきたってことです。
もちろん腫れも幾分ひきましたが。

しかしその間、医者には2度もドタキャンされ
もちろん悪いのは何故か私。
電話で、どんなに私が病院の前で痛み堪えて待ったかを説明しようとも
一切聞く耳持たず、自分の主張のみを貫き通すのは
フランス人共通の精神だとつくづく思います。

さて、実はこんな異国で哀しき病と向き合っている私ですが、
どうやら母国日本でも、私の実父がついにぶっ倒れてしまったようで、
看護士である兄の奥さんより、病名と症状のメールが届きました。
よくTVドラマで出てくるICUにいるのだそうです。

専門家の兄嫁によると、かなりの大病とのことなので、
ああ、ついにこんな時が来てしまったか…と
病名をウィキペディアで一生懸命調べたり、
すぐには帰れないなあ(痔の手術のためお金ナシ)親不孝でゴメンね、
などと思いに耽っていました。

がしかし、翌日のメールでは、父はわずか1日で早々と一般病棟に移り、
病院食を拒んで堂々と昼ごはんにうどんを平らげたと言うではありませんか。
ありえない回復力に誰もが仰天したようなので、
こちらとしても一安心でした。

はてさて、事件は続きます。
日本でも私は飲食店で働いていたので、
日本の衛生管理事情はよく知っているつもりです。
作ったものには日付を書くだとか、石けんでの手の洗い方のイラストとか、
消毒とか殺菌とか、そういった検査がフランスでも普通に
日本とほぼ同じレベルの基準であるのですが、
この国の性格から言って、ほぼ守られていないのが現状です。

そんなアバウトなフランス飲食店業界ですが、
私の職場に関しては日本人が多いこともあり、
日本精神をかなり浸透させているため、
けっこう几帳面に守って、面倒なこともやってきていました。
しかし先週、私がちょうど休日出勤明けで仕事場に入ると
どうも空気が違う。
どうやら昨日、抜き打ちで検査官が店に入ってきたようなのです。
そして地下のストック場にてネズミの糞を発見したらしく、
そんなちっぽけな理由で、明日から営業停止になってしまいました。

ネズミなんてこの古いパリの建物には100%存在するので、
私なんて毎朝ネズミさんと顔合わせますし、糞だって毎日見かけます。
もちろん掃除もしていますが、掃除すれば完全除去できる量ではないのです。
せめてチューたちに、粉やゴマや米やシリアルを荒らさせないように、
ちゃんと大きなコンテナの中に入れて密封保管しておく。
これが私たち人間にできる唯一の防御好意だと思うのです。

ようするにネズミとの共存しか道はないと私は思っていたのですが、
どうやら衛生管理側は違っていたようで、
とにかく営業停止。期間未定。
急な休日に胸が躍ります。
べつに私たちの責任じゃないし〜。
給料は有給扱いになるそうなので。

しかし問題は、残された大量の食材たちです。
本日は金曜だったので、激コミの週末用に
ものすごい量の仕込みをすでにしてしまった後なのに。
まあそうは言っても仕方ないので、持ち帰るなり捨てるなり、
私のレストランはもう1店舗あるので、そこへ廻したりと。
ちなみにもう1店舗も数ヶ月前にすでに営業停止になっています。
期間はたったの2日。
パトロンがお金で解決したっぽいです。黒いな〜。

この休暇を利用してさくっと旅行に行ければいいのだけど、
そんな甘くはない世の中。
写真はベルリンで食べた、アップルシュトゥルードル。
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by uncoblicco | 2012-04-14 05:04 | パリの日々


世界中の自然の音や日常の音を録音して廻り、チェロの音と合わせた作品を作ってたのは過去の話。うんこ記録も終了。現在アフリカ目指してパリ在住。


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