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ジョワイエノエール、プールモワ。

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 パリに住んで早くも1ヶ月が過ぎようとしています。

フランス最大祭り、ノエルも「え?あったの?」という感じで終了。
夜中、屋外のゴミ箱には、もはや入りきらないくらいの
大量のプレゼントの空き箱が、山積みされておりました。
もったいない精神の自分的には、こんな過剰包装…とつい思ってしまいますが、
まあこうゆう文化なのだからしょうがない。

日本でも毎年たのしみにしていたドイツのパン、シュトーレンが
どんな有名店でも、日本円で500円ポッキリで売られています。
日本との明らかなる違いに愕然としたものです。値段聞き違い?と
何度も思っちゃいました。日本じゃ下手すりゃ4000円しますよ!

はてさて、今月中旬にようやく住まいも決まり、晴れて住所が確定したので、
約9ヶ月ぶりに「住所不定」の身分から逃れることができました。
フランス生活、いや、移民が海外で生活するための
まずは重要な第一歩でしょう。

以下は、今日まで、私がここパリに到着してから自力でやってきた
1ヶ月間の手続きの経緯です。私的すぎて申し訳ありませんが。

1)住まいの確定
2)移民局への在住登録申請
3)電気会社の契約
4)銀行口座開設
5)インターネット契約(電話番号確定)
6)フランス版国民健康保険の申請
7)学生のための住宅手当の申請

最後の7以外は、日本と変わらないような内容だと思います。
日本であれば、この7項目くらい、時間に余裕のある人ならば
2週間ほどあれば完了しそうですが、ここはフランス。
住まいの確定から2週間がすぎ、まだ5のインターネット契約まで。
すべて終わらせるまでには、あと1ヶ月は要します。遠いなー。
それでも自分の場合、かなり早く片付いているほうだと思います。
吹雪の中タライ廻しにされながらも自転車で行動しまくったので。

3の電気会社の申請が、最初の難関でした。
フランスでは、この電気会社"EDF"のアテスタスィオン(証明書)が
いちばん信頼のある住居証明になるので、重要なのです。
しかし、対応は電話のみ。
フランス語デビュトン(初心者)の自分には、
面と向かって話せない不利さが何とも憎らしいツールです。

あとは1の部屋に関しても、管理会社こそフランス人(問題多々あり)
ですが、大家さん自体はベルギー在住の日本人ですし、
4の銀行口座に関しても、日本人スタッフのいる銀行
にお願いしているので、スムーズにいかない筈がありません。
この銀行、ロゴがどうしても日本語の「毛ガニ」に見えるのです。
さておき、つくづくパリはフランス素人には優しい街だなあと思います。
田舎じゃこうはいかないでしょう。

来週、ついに念願のインターネット工事が入るので、
(それもすべてが万事うまくいけば、ですが)
やっとこれでまた一歩前進できます。
このように、すべての事象が、じわじわと日に日に少しずつ進んでゆく
まるで国会の牛歩のようなアナログ世界なのです。
いや、日本が異常に速く回転し、正確すぎるだけなのだとは思いますが。

話は変わって、
"FNAC"という、フランス版TSUTAYAがあります。
本来なら、もっと生活必需品を揃えるべきなのですが、
どうしても自分流「フランス語教材」を探すために、
今回パリに住んではじめて来店しました。
無駄遣いしないためにずっと避けて通っていましたが、解禁です。
その前にbook offもジュンク堂も行ってるけどね。買ってないけど。
CDもほしいんだよなあ。アフリカやカリブの。

本日の戦利品は…
「今日の猫村さん」フランス語翻訳版 1、3、4巻(2巻在庫なし)
「音のない世界で」ニコラ・フィリベール監督
「老婆と鳩」シルヴェン・ショメ監督

定員に「"ネコムラサン"っていう日本の漫画を探してます。猫が家政婦なんです」
と尋ねると、かなり怪訝な顔されましたが、検索したら見事にヒット!
素晴らしいぞ!フランス!
femme de ménage という"家政婦"のフランス語が使えたのも嬉しかった。
さっそくチラリと読みましたが、かなり笑えます!
だって、あの猫村さんがフランス語でしゃべってるんだもん!
3巻まではすでに日本で読んでいるのですが、4巻以降は未読なので、
いっきに難易度高くなるのが予想されますが、まあそれも勉強で。

ニコラ・フィリベールは、映画館バイト時代「すべての些細な事柄」を見て
衝撃を受けて以来大好きな、フランスのドキュメンタリー映画監督。
友達のフランス人映像作家セドリックも尊敬してやまず、
友達の映画監督マッチャン("マザーウォーター"見たよ!)も大好きな、
ほんとうに素晴らしい映像美です。玄人受けなのかしら?

最後の「老婆と鳩」は、大好きなフランスアニメ
「ベルヴィル・ランデヴー」の監督の、前作っぽいです。
絵がとにかくかわいかったので、手に取ってみたら、やはりそうでした。
「キリクと魔女」や「春のめざめ」も探したのですが、
キリクがキャラ化し、動物を紹介しているDVDしか見当たらなかったので、
やめました。

それにしても、「モンガ・ジャポネ」の人気はものすごいです。
"漫画"と書かれたコーナーで立ち読み、いやもはや座り読みしている
少年少女たちの、真剣なことよ…。
青春費やしちゃってるのをヒシヒシと感じました。オーラで。
"SHONEN" "SHOJO" "SEINEN" "ANIME"と、ちゃんと分類されてるし。
ちなみに猫村さんはSEINENコーナーに。
ヒップホップ調の黒人少年が、GTOとかBECKとか読んじゃってる光景は
かなり微笑ましいかったです。
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by uncoblicco | 2010-12-30 07:08 | パリの日々

フランスに住む

ボンジュー。
じつに3年半ぶりの更新です。
このブログがその間生きていたのにもビックリ。

月日が経てば環境も変わりまくって、
気づいたら拠点が東京から、フランス、パリになってしまいました。

この3年半で、録音と称して訪れた海外諸国も30カ国ほどになり、
中国(チベットが2度)、韓国、台湾、モンゴル、ヴェトナム、ラオス、タイ、シンガポール、
マレーシア、インドネシア、ネパール、インド(3度目)のアジアから
パキスタン、イラン、トルコ、グルジア、シリア、レバノン、ヨルダン、アラブ首長国(ドバイ)、
イエメン、イスラエルのアラブ諸国に
チュニジア、エジプト、アルジェリア、モロッコの北アフリカ、
果てはイギリス(ロンドン&コッツウォルド地方)、スウェーデン、スイス、ドイツ、イタリア、
アメリカ(サンフランシスコ)の欧米と、今在住のフランス(4度目にして在住)と…
いやー思えばかなり廻ったもんだ、我ながら。

ここパリに着いてすでに一週間ばかり経過し、
まだ自分の家も、アルバイト(やるよ~)もまったく決まっておらず、
日々じつは不安でいっぱいなのだけれど、
すでに新生活の日々の暮らしをたのしんでおります。
野菜がほんとうに美味しくて、
家でテキトーに作るポトフやスープがこんなに美味しいとは!

自分が今滞在している家は、フランス人アーティスト、
セドリックの住むパリの北東、Clichy地区で、
ここは正確にはパリ市ではもうなくなる、ひと駅だけ郊外に出た
Mairie de Clichyとゆう駅の近くなのだけれど、
場所にもよるけど、ひとたび郊外に出ると、途端に移民の人口が増える。

フランス、とくにパリは、1)アフリカ系黒人と、2)北アフリカおよび中東系アラブ人、
そして3)大陸系(マンダリン語圏)中国人の3大勢力が住まう町。
純粋なフランス人を探すほうが困難だと思われるほどの、立派な移民都市なのです。
その中でもココClichyは、アラブと黒人が多いように思われる。
パン屋に立ち寄っても、定番のバゲットやクロワッサンに加えて
薄く平たいアラブパンや、丸みのあるモロッコパンなど土地柄が出ていて、
まるで今までの旅行の回顧展のようで、まさに”la nostalgie”(フランス語)。

先日、メトロに乗っていると、
高校生くらいの黒人男子4名、黒人女子4名が
車内でお互いに大声で権勢し合っている光景に出くわす。
まあ若気の至りってことで、周りを気にしないのもわかるけど、
目からウロコだったのは、
お互いのグループの悪口の言い合い方が、
思いっきりネイティブなアフリカンサウンド!
女子側は、メインラッパーが節を作り出し、
仲間は合いの手を打つように
ボディパーカッションや掛け声、そのへんの公共物を楽器にして
軽やかに相手グループを罵る。
負けじと男子側は、圧倒的なパワーサウンドで応戦。
軽やかに打ち返す女子側。

どんなメトロのパフォーマンスミュージョシャンより刺激的
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自分がここパリを拠点にしようと思った理由のひとつに、
移民の町で、自分も移民のひとりとして貪欲に生きてゆきたい
とゆう思いがあります。

国を離れてもなお、豚肉を食さず、ラマダーン(断食)を続ける人たち。
Place d'ItalieやBelllvilleへ行けば、中国語しか聞こえてこないし、
オシャレで有名なmarais地区の東は、古いシナゴークが点在し
ジューイッシュ(ユダヤ教信者)が小さい帽子を被って
一生懸命ファラフェル(ひよこ豆コロッケ)を売っている。
旅行中、普通に眺めていた風景が、ここパリではすべて見ることができる。

美しいと形容されるフランスの、実際の日常が
自分の視点で記録できればと思い、
3年半ぶりにこういった形で表現してみることにしました。
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by uncoblicco | 2010-12-07 21:47 | パリの日々


世界中の自然の音や日常の音を録音して廻り、チェロの音と合わせた作品を作ってたのは過去の話。うんこ記録も終了。現在アフリカ目指してパリ在住。


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